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自然石のバードバス

解体で出た玉石や大谷石を使って石積みを行い、庭には苔を取り入れ、石との調和を考慮しながら、管理がしやすく自然な景観を保てるデザインにしました。
庭全体が自然に溶け込むような、温かみのある空間を作り上げました。

1. 施工の背景と依頼内容


今回の依頼者からは、庭の解体で出た自然石を再利用し、管理が簡単なお庭を作りたいという要望をいただきました。特に、依頼者の亡くなったお祖父様が自ら積み上げた思い出深い石を新しい形で活かしてほしいというご希望がありました。


現地調査の結果、解体で出る玉石や大谷石を使用することで、主張しすぎず自然な風合いを保ちながら、新たな庭を作ることが可能だと判断しました。また、外からごみが投げ込まれることにお困りだったため、シンプルで手入れがしやすいデザインとすることにしました。


2. 施工計画とデザイン


デザインのポイントは、解体で出た玉石や大谷石を使って石積みを行い、シンプルで落ち着いた空間を作り出すことです。庭には苔を取り入れ、石との調和を考慮しながら、管理がしやすく自然な景観を保てるデザインにしました。


3. 施工のプロセス


施工は、まず解体作業から始まり、その後、出てきた自然石を活用して石積みを行いました。特に、自然石を加工せずにそのまま積み上げる「野面積み」という技法を採用し、自然な石の風合いを活かした仕上がりを実現しました。


4. 施工後の確認と調整


施工後は、石積みの仕上がりやバードバスの据え付けを依頼者と確認しました。依頼者は毎朝の水やりを楽しんでくださっており、庭が日常の癒しの場となっています。


5. 施工に対する思い


今回の施工では、古い玉石と新しい植栽との調和を特に意識しました。

また、バードバスの設置には言葉で現わせないほどこだわり、何度も調整を行いながら最適なバランスを追求しました。庭全体が自然に溶け込むような、温かみのある空間を作り上げることができたと感じています。

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